セロリ 強精、浄血、解毒、鎮静、便秘

セロリ

セロリはスタミナを増す食品として古くからヨーロッパで珍重されており、強精剤としてのセロリは西洋小説や諺にもよく登場する。

ヨーロッパで常食されるようになったのは17世紀からで、日本には、慶長年間に加藤清正が朝鮮から持ち帰ったのが始まりといわれる。

当時は「キヨマサニンジン」と呼ばれたがあまり普及せず、栽培されるようになったのは明治以降である。

独特の香りはアピインを主成分としており、イライラや頭痛をやわらげる。

栄養素はむしろ葉に多いので、捨てずに利用したい。

ビタミンA・B1・B2・C・E、さらに鉄分、マグネシウム、ナトリウムなどのミネラルが主で、繊維質もばかにならない。

効用としては、浄血、強精、解毒、鎮静作用のほか、

メチオニンを含むので常食していると肝臓の働きを活性化し、食物繊維が便秘を改善する。

また、セロリに含まれているナトリウムは、カルシウムを吸収されやすい形に有機化する働きをもち、酸化した血液を浄化して血行を促し、血液やリンパ液の濃度が濃くならないようにする作用がある。


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